App EngineとGoogle Apps統合による可能性とは
2008年4月22日火曜日
2008年4月21日
Posted by 泉篤彦 ( エンタープライズ セールス エンジニア )
先日、 Google がwebアプリケーションインフラを提供する App Engine がアナウンスされました。App Engine自体の紹介や解説などは既にさまざまな記事、ブログが紹介されているので、ここではGoogle Apps (Apps) との連携/統合についてご紹介したいと思います。
App Engine 自身は特に Apps のサービスではないのですが、 Apps のアカウントを利用したアプリケーションが簡単に作成可能なので、現在 Apps にない機能や拡張機能を追加するのにも有効なインフラとなります。また、Google 検索アプライアンスの OneBox 機能を利用し、検索範囲を拡張するのにも利用可能です。ということで、今回のApp Engine はエンタープライズ製品にとっても非常に重要なインフラとなるのです。
これまでwebアプリケーションを構築、運用する場合、サーバー(HW)、OS、Tomcatなどのアプリケーションサーバ、データベースなどを用意し、さらに利用者数やアクセス数などを想定したサーバー数、ネットワーク帯域なども用意しなければなりませんでした。
App Engine では Google のインフラ、アプリケーション実行環境、ハイパフォーマンスなデータベース(Big Table)を提供することにより、これらの複雑な環境を自前で準備、運用することなく誰でもスケーラブルなwebアプリケーションを構築することが可能となります*1)。
一方 Apps も1名から数万人以上のユーザでも御社ドメイン下で各種サービスの利用が可能であり、こちらもスケーラビリティーを特徴としたホスティングで提供されるサービスです。もし、今後御社独自のアプリケーションなどを開発する場合、この App Engine をインフラとして利用することにより、Apps のアカウントを利用でき、またその設定や管理を Apps 管理コンソールからも行えます。現在はいくつかの制限*2)がありますが、今後は企業アプリ ( SFA, CRM, ERP, etc. ) などもサードパーティーや弊社パートナーなどから続々と提供され、それらを Apps と同じアカウント、認証で透過的に利用することが可能になるかもしれません。
今回も Google ドキュメントのスライドにてGoogle AppsとApp Engineアプリケーション統合方法を紹介させていただきます。
スライドを拡大してみたい場合は、Menu をクリックしていただき、Apps & App Engine によるソリューションインフラというリンクがあるのでそちらをクリックしていただければオリジナルのサイズでプレゼンテーションをご覧いただけます。
*1)2008年4月現在、プレビューリリースのため先着1万名に限定してアカウントを発行させていただいております。アカウントは順次発行される予定ですので、それまではSDKにより開発を行ってください。
*2)2008年4月現在、利用可能なストレージは500MBまで。また月間5百万ページビューまでとなっています。
Posted by 泉篤彦 ( エンタープライズ セールス エンジニア )
先日、 Google がwebアプリケーションインフラを提供する App Engine がアナウンスされました。App Engine自体の紹介や解説などは既にさまざまな記事、ブログが紹介されているので、ここではGoogle Apps (Apps) との連携/統合についてご紹介したいと思います。
App Engine 自身は特に Apps のサービスではないのですが、 Apps のアカウントを利用したアプリケーションが簡単に作成可能なので、現在 Apps にない機能や拡張機能を追加するのにも有効なインフラとなります。また、Google 検索アプライアンスの OneBox 機能を利用し、検索範囲を拡張するのにも利用可能です。ということで、今回のApp Engine はエンタープライズ製品にとっても非常に重要なインフラとなるのです。
これまでwebアプリケーションを構築、運用する場合、サーバー(HW)、OS、Tomcatなどのアプリケーションサーバ、データベースなどを用意し、さらに利用者数やアクセス数などを想定したサーバー数、ネットワーク帯域なども用意しなければなりませんでした。
App Engine では Google のインフラ、アプリケーション実行環境、ハイパフォーマンスなデータベース(Big Table)を提供することにより、これらの複雑な環境を自前で準備、運用することなく誰でもスケーラブルなwebアプリケーションを構築することが可能となります*1)。
一方 Apps も1名から数万人以上のユーザでも御社ドメイン下で各種サービスの利用が可能であり、こちらもスケーラビリティーを特徴としたホスティングで提供されるサービスです。もし、今後御社独自のアプリケーションなどを開発する場合、この App Engine をインフラとして利用することにより、Apps のアカウントを利用でき、またその設定や管理を Apps 管理コンソールからも行えます。現在はいくつかの制限*2)がありますが、今後は企業アプリ ( SFA, CRM, ERP, etc. ) などもサードパーティーや弊社パートナーなどから続々と提供され、それらを Apps と同じアカウント、認証で透過的に利用することが可能になるかもしれません。
今回も Google ドキュメントのスライドにてGoogle AppsとApp Engineアプリケーション統合方法を紹介させていただきます。
スライドを拡大してみたい場合は、Menu をクリックしていただき、Apps & App Engine によるソリューションインフラというリンクがあるのでそちらをクリックしていただければオリジナルのサイズでプレゼンテーションをご覧いただけます。
*1)2008年4月現在、プレビューリリースのため先着1万名に限定してアカウントを発行させていただいております。アカウントは順次発行される予定ですので、それまではSDKにより開発を行ってください。
*2)2008年4月現在、利用可能なストレージは500MBまで。また月間5百万ページビューまでとなっています。
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