Posted by 横山直人 エンタープライズ セールス
今日は、日頃からお問い合わせの多い Google Maps API(無償版) と Google Maps API Premier(有償版) との利用規約の違いについて、改めてご紹介させて頂きます。
Google Maps API(無償版)には利用規約があり、その利用形態、用途において、特に以下の2つのルールを守っていただく必要があります。
- いつでも、誰でも、どこからでも、同じコンテンツが利用できるようになっていること
- Google Maps API(無償版)を利用して直接的な収益をあげるような商用利用は行わないこと
1.の項目は、サービスへのアクセスに制限を設けているかどうかがポイントになります。例えば、
- 社内でのみ利用する場合
- 有償会員サイトで利用する場合
- ある製品、サービスを購入しないと利用できない場合(もしくは製品サービスを購入しないと利用勝手が異なる)
例えば、「旅行サイトで、ホテルの場所・情報の登録などに無償APIを使いたいが、想定する利用者は特定の企業およびパートナーだけが、登録位置内容の確認ができるようになっている。この場合は無償版でよいのか?」といった問い合わせをよく頂きます。この場合は、企業およびパートナー内だけで利用する「アクセスに制限のあるサイトでの利用」となるため、Google Maps API Premier(有償版)が必要となります。
また、「会員サイトではあるが、誰でも会員になれるサイトでの利用(名前やメールアドレスの登録だけなど)」については、公開サイトとみなされますのでGoogle Maps API(無償版)でご利用いただけます。
商用サイトでの利用については、「広告収入で収益をえているサイトは有償サイトとみなされるか」とご質問がございますが、こちらも、Google Maps API(無償版)でもご利用いただけます。上記以外で判断がつかない場合には、Google Maps API Premierの購入に関するお問い合わせフォームより日本語でお問い合わせ下さい。
2.の項目にある、商用利用ですが、販売するソフトウェアへの組み込みや、商用SaaS/ASPサービスでの利用が例として挙げられます。このような場合には、Google Maps API Premier(有償版)をご購入頂くことで、販売、商用サービスを行うことが可能となります。
Google Maps API(無償版)と、Google Maps API Premier(有償版)には機能面でも違いがあります。
・99.9%のSLA(サービス稼動補償)
・ジオコーディングの上限値アップと高速処理に対応
・StaticMapsリクエストの上限値アップ
・地図上に表示される広告を制御可能
利用規約だけでなく、これら機能の違いから、現在Google Maps API(無償版)からGoogle Maps API Premier(有償版)への切り替えが増えています。
Google Maps API Premier(有償版)のライセンスは、a)公開サイトプラン、b)非公開サイトプラン、c)アセットトラッキングプランの3つのプランから構成されています。移動体、可動物を表示する場合は、必ずc)アセットトラッキングプランでのみのご契約となりますのでご注意ください。
- 携帯電話を通じて営業マンの現在地を確認したい
- 配送車のGPSとリンクさせて、配送車のルート軌跡を表示させたい
- 建設機器にGPSを搭載し、非常時に現在地を表示させたい
適切なライセンスを選択するためのフローチャートを含んだ製品カタログはこちらでダウンロードできますので、是非ご参照ください。