SPAM と Google Apps Message Security

2008年5月16日
Posted by 高橋智浩 (エンタープライズ Postini セールス)

Google Apps Message Security は自社でメールシステムを運用されている方向けのセキュリティ対策サービスです。このサービスは、
  1. クラウドコンピューティングによりお客様のメールサーバーに届く前の段階で、spam, virus, malware といった外的脅威からの防御と、
  2. 統合的なポリシー管理による情報漏洩の抑止やコンプライアンス要件への対応機能
を提供するものです。今回は ( 1 ) の部分について簡単にご紹介したいと思います。

前回ご説明したように、自社で全てを受信して対応するのはコスト面(システム資源への投資)からも対応の迅速さの面からも再考が望まれます。では自社で受信しないソリューションであれば対応は万全かというと決してそうではありません。メールはビジネスに直結しています。 spam や virus の処理中になんらかの障害によってメールが消失してしまったり、処理遅延によってビジネスチャンスを失うことがあってはなりません。

Google Apps Message Security が他社の SaaS / ASP 型サービスと一線を画しているのは、全てをオンメモリーでリアルタイムに処理を行うところにあります。ストア フォワード ( 蓄積転送 ) 型とは異なるパススルーアーキテクチャを採用しています。メールデータはディスクに書き込まれることは一切ありませんのでメール配送遅延とは無縁です。またメールがデータセンター上のディスクには一瞬たりとも存在しないため、セキュリティの面からもより優れたサービスといえます。SMTP proxy として動作いたしますので配送中のメールを消失してしまうことはありません。

IP コネクション層から SMTP セッションを介して実際に配送されるメールデータを扱うアプリケーション層に至るまで、多層に渡ってセキュリティ チェックを実施しています。それらが有機的に組み合わさることで spam, virus, malware といった脅威からの Zero Hour Protection ( ゼロ時防御 ) を実現し、Directory Harvest Attack や DDoS も全てリアルタイムにブロックします。お客様のメールサーバーへのトラフィックに含まれるものは正規メールだけです。

次回は Google Apps Message Security のによる情報漏洩やコンプライアンスの対応についてご紹介いたします。

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